注文住宅で一戸建てを新築するときは、段差のない間取りに施工してもらうと良いでしょう。もともとある段差を解消するには工事が複雑になることもありますが、最初の設計段階から段差の解消をテーマにできる場合は、スムーズに施工できます。なお住まいの段差は、意識的に解消しようとしないと、自然に発生しやすいので気をつけましょう。注文住宅は建売分譲住宅よりも価格が高くなる傾向がありますが、建売分譲住宅よりも長持ちさせられる可能性が極めて高いのも嬉しいポイントです。

定期メンテナンスの実施や、適切なタイミングでのリフォーム実施により、建物や設備機器類にダメージが与えられてしまう前に対処できるようになるからです。段差の解消ポイントは、転倒の原因となる凹凸を無くすことです。どうしても高低差が必要な箇所には、スロープを施工します。階段は滑りにくくするとともに、二階から一階へ下りてきたときの最終段となる場所を踏み外さないように、高齢者目線で高さと幅を決めると良いでしょう。

二世帯同居住宅の施工実績のある工務店ならば、解決策を知っていますので、遠慮なく相談すると良いでしょう。注文住宅を新築するときには高齢者世代の家族がいなくても、夫婦が年齢を重ねることを想定しながら、バリアフリーとしての段差に解消を目指しましょう。バスルームへの出入り口やトイレの出入り口も、つい段差を設けてしまいやすい箇所です。最新の技術と知恵により、バスルームから水が流れ込まない工夫も可能になりました。

段差を解消しても、部屋を明確に区分することができます。